引退馬はもっと輝ける。

サンクスホースプロジェクトのパートナーNPO法人吉備高原サラブリトレーニングの日常ブログ。引退競走馬を受け入れリトレーニングを実施しています。日々の活動や引退馬の紹介なども。

ヒアカムズザサンの現役時代の紹介 後編

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 次のレース直前に屈腱炎を発症したヒアカムズザサンは、
治療のため競走馬リハビリテーションセンター(旧名、競走馬総合研究所常磐支所)へ移動した。
症状は思ったよりも重かったが、徐々に運動を再開、半年後にはトレッドミルなどの運動もできるようになった。
    年明けからはゆっくりではあるが時計をだすまでに回復し、関西の外厩へ移動。
そこで本格的に競走馬に戻るためのトレーニングを受け2018年5月、約1年ぶりにトレセンに入厩をした。
    苦節1年半、調整を経たヒアカムズザサンはついに!レースに戻ってきた!!
復帰初戦から全開!と行きたかったが得意のダート1800m戦ではなく1400m戦。
まずは次走につながるレースを、という復帰戦はスタートは5分も先手を奪えず、後方から。
残念ながら追い上げならず、結果は11着。レース後も故障はなく、まずは一安心。
  次のレースは中2週空けての豊中特別。
ただレース当日は雨の不良馬場。屈腱炎になる前のレースも不良馬場だった。
レースは後方から進め、徐々に進出を開始したが、先頭集団には届かず。
しかし全盛期のようにしぶとく粘り、入着である7着入りを果たし、復活は印象付けた。
ただ、レース終わりから歩様が気になり始め、痛みがでてしまう…
検査の結果ナビキュラー骨の骨折で競走能力喪失の診断となってしまった…
  馬運車に乗ることができないほどの痛みが走り、薬などで懸命の治療。
そしてなんとか馬運車に乗れるまでには回復し、競走馬を引退。
このサンクスホースプロジェクトに参加することになる。
  今現在は現役時代の脚下の状態が完治されず、人を乗せずに軽い運動をこなしている。
他の馬よりはうるさいところもあるそうだが、ステイゴールド産駒にしては気性も穏やか。
カメラ目線もうまく、スタッフが手入れをしていると、遊んでほしそうにちょっかいをだす一面も。
  壮絶な現役ラストを迎えた本馬。一時は命も危ない状況でした。
それでも、サンクスホースプロジェクトでの穏やかな日々の中で傷を癒し、リハビリを頑張っています。

 


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現状です。以前書いたtポイントやふるさと納税の記事をご覧いただき、
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