園田競馬のダートで2連勝し、新たな一面を魅せたヒアカムズザサンは、
再び中央競馬に挑むため、調整を進めることとなった。
しかしこの頃になると脚下に気になる所がでてきて、様々な箇所に硬さなどが表れ出した。
それでもケアしつつ調整を重ね、2016年3月、栗東今野厩舎に戻ってきた。フォームの崩れが見受けられ、じっくりそこを調整し、翌月京都のダート競馬で中央復帰戦を迎えた。
鞍上は今野厩舎に移籍してから調教にも乗っており、本馬の癖を熟知している和田騎手だ。
スタートで4番手をとりそのまま先頭を射程圏内でレースを進め直線へ。
直線では1頭分空いた内のスペースに進路をとりラストスパート!!
先頭の馬と激しいたたき合いを演じたがスペースが狭くなり、うまくさばけず、手綱を緩めるシーンもあり結果は7着。
「スムーズだったら突き抜けていた。」と和田騎手もレース後コメントしており、7着と言えど1着との差は0.2秒差。
次のレースでは勝ちを意識できる内容であった。
そして自信をもって送り出した次のレースでは1番人気。中央競馬初勝利を目指したレースは
前走と同じくそつなく4番手あたりを追走。直線を向くと前に馬がいない進路が!
ここがヴィクトリーロードといわんばかりにラストスパート!先頭の馬を射程圏内にとらえる。
勝ったか!と思わせたが、後ろから1頭追い込んでくる馬もいる…激しい直線の攻防。
先頭に一度はたったが後ろからの追い込みをしのぎ切れず
クビ差の2着…ステイゴールドの現役時代と同じく、あと一歩のところで勝ち切れなった。
その後、リフレッシュの意味も込めて放牧に出る。放牧先で脚下の入念なケアを受け、
3か月後トレセンに戻る。翌月阪神のダート競馬で復帰を果たし、7着。
ひとたたきした後、臨んだ次のレースでは3番人気。先団やや後ろの6番手から進め、
最終コーナー手前、5番手直線ではじわじわ前との差をつめていくが、
後ろから来た馬の勢いが勝り交わされてしまう…
それでも最後の最後で1番人気の馬を交わして2着!!でレースを終えた。
次走も同じ舞台で1番人気。今度こそ勝利を!とレースに挑み、
最終コーナーで最内に陣取りラストスパートで2番手まで躍り出る!
後は先頭の馬を交わすだけであったが、差は開きもせず詰まりもせず…
結局交わせぬまま最後追い込んだ馬にもゴール直前に交わされ5着。
常に上位争いをするも、勝ちきれないレースが続いてしまった…
その後年明けの京都開催を目指すも動きの硬さも目立ち、
一度放牧して立て直すことに。放牧先ではネックストレッチを着用し、歩様の改善も図った。
そしてトレセンに帰ってきて福島のレースに矛先を向けた矢先、屈腱炎を発症してしまう…
屈腱炎は、昔は不治の病とされた難病で引退か現役かを迫られたが
関係者は現役を選択。リハビリをすることになった。
続く
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