引退馬はもっと輝ける。

サンクスホースプロジェクトのパートナーNPO法人吉備高原サラブリトレーニングの日常ブログ。引退競走馬を受け入れリトレーニングを実施しています。日々の活動や引退馬の紹介なども。

ヒアカムズザサンの競走馬人生を書いて

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   ヒアカムズザサンがこのプロジェクトに入るまでの過程を、

3回に分けて書かせていただきました。

  よく〇〇界のサラブレッド、という言葉を耳にすると思いますが、
本馬も近親に、牝馬3冠馬スティルインラブを持つサラブレッドです。
走らない血統は淘汰されていく競馬界。
よく見る5代血統まで遡れば、他のサンクスホース馬でも必ず活躍馬がいます。
つまりほとんどの馬は淘汰された血をひく良血、とも言えるのです。
そんなエリート集団の中でレースに勝ち続けなければならない…

それがサラブレッドの世界です。

  ヒアカムズザサンも勝ち味に遅く、2着、3着が続きました。
JRAでは9月(2019年からは8月)までに1勝できなければ、
出れるレースがほぼなくなってしまうシステムです。
そのシステムに適応しない馬は競走馬としての現役生活が終わってしまいます。
 しかしながら、タマモクロスのように1年前は条件馬だったのに、

とんとん拍子で勝ち,1年後には天皇賞馬を制した馬もいます。
 はたまたディープスカイのように2歳でデビューし、初勝利をあげたのが6戦目の3歳の1月。その4か月後にはダービー馬、という馬もいます。

 上記の2頭は未勝利期間に勝利をした馬ですが、 何かキッカケさえ掴めば、競走馬としての才能を開花させられるのがサラブレッド、だとも私は思っています。
 ただ、体質が弱かったり、コース適正、早熟、晩成etc…
ここぞ!という時にチャンスをつかめなかった馬のほうが多いのが現状です。
ヒアカムズザサンも正にそうだったのではないでしょうか。

  そういう馬たちのセカンドキャリアのインフラが少しでも整備されてほしい、と切に願います。
今回のヒアカムズザサンの物語を通じ、中央未勝利でも、様々なドラマがある事を知って、このプロジェクトに興味を持って頂けると、幸いです。

 

 

 

 

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